家用語辞典Words
か行
か
- 確認申請[ かくにんしんせい ]
建物の新築・増改築・大規模の修繕・模様替え・用途変更などを行う場合は、事前にその建物が法律にあっていることを確認してもらわなければならない。
そのために必要な図面、計算書、申請書類などをそろえ申請すること。本来は建て主が申請するが、設計者に委任して申請する場合が多い。
確認が済まなければ、工事に着手することができない。 - 角地[ かどち ]
角にある敷地で、敷地の隣り合う二辺以上が道路に面している土地のこと。
建ぺい率の限度が緩和されることがある。 - 矩計図[ かなばかりず ]
建物の垂直方向の造り方を表す図面。
地盤面からの各部の高さや、下地材仕上げ材などを表現した断面詳細図。 - 框[ かまち ]
床の高さが変わる部分で、高い方の角に横に付ける材のこと。
上がり框、床框などがある。 - カラー鉄板[ からーてっぱん ]
表面に着色塗装した亜鉛引き鉄板で、主に屋根葺き材として使用される。
定期的に塗り直しが必要。 - 換気設備[ かんきせつび ]
室内空気の浄化、熱の排除、酸素の供給などを目的とした設備。
機械換気設備と自然換気設備がある。 - 間接照明 [ かんせつしょうめい ]
光を一度天井や壁などに反射させることにより、柔らかく陰影に富んだ雰囲気作りができる。
- 完了検査[ かんりょうけんさ ]
建築確認が必要な住宅の工事が完了した時に、確認済み設計書通りに法令に適合しているかどうかを検査すること。
確認検査機関が行い、適合していれば検査済証が交付される。 - 外構工事[ がいこうこうじ ]
門、塀、車庫、玄関までのアプローチ部分など、建物に対する外回りを整備する工事のこと。
- ガラスブロック[ がらすぶろっく ]
空洞のレンガ状のガラスで、レンガ寸法の物と正方形の物がある。
採光、あるいは化粧の目的で壁や天井・床などに用いられ、光の演出ができる。 - ガラリ[ がらり ]
よろい戸のこと。換気孔や空調設備の吹出口、吸込口などにも用いられる。
- ガルバリウム鋼板[ がるばりうむこうはん ]
鋼板をアルミと亜鉛の合金でメッキ加工したもので、耐久性、耐候性にすぐれている。
比較的安価で施工も簡易なので、屋根や外壁の仕上げ材として近年多用されている。 - 側桁[ がわげた ]
階段の踏み板を両側から支える板。
段の形に切り込んだものを、ささら桁と言う。
き
く
- 空気調和設備[ くうきちょうわせつび ]
居室の環境を良好にする為の設備で、空気を冷却又は加熱、加湿、除湿する装置で塵埃除去の機能もついている。
- 躯体[ くたい ]
建物の骨組みの部分で、柱、梁、壁、床などのこと。
- 沓摺[ くつずり ]
出入口の、下部の枠。最近は段差を嫌うことから、沓摺のないドアが多い。
- クロス[ くろす ]
壁、天井に貼る内装材のこと。布製、ビニール製、紙製等がある。
- クロゼット[ くろぜっと ]
造付けの洋服収納庫。
- クローズドキッチン[ くろーずどきっちん ]
ダイニングと仕切られた、独立型のキッチン。
- グラスウール[ ぐらすうーる ]
ガラスを細かい繊維にして成形したもので、保温・吸音材として使われる。
け
- 蹴上[ けあげ ]
階段の段から段の高さのこと。(踏面:踏み板の奥行きのこと。)
- 珪藻土[ けいそうど ]
土壁の原料で、植物系のプランクトンが長年堆積してできた天然素材。調湿性、断熱性に優れていることから、近年使用する建物が増えている。
- 蹴込み板[ けこみいた ]
階段の蹴込み部分に取り付ける板。
- 化粧合板 [ けしょうごうはん ]
合板の表面に、仕上げとなる素材を貼ったもの。天然木化粧合板、プリント合板、塗装合板などがある。
- 結露[ けつろ ]
暖かく湿った空気が、冷たい面に接した時に、冷えて湿気が水滴に変わる現象をいう。
- 検査済証 [ けんさずみしょう ]
完了検査申請をして、完了検査の結果法令に適合していることが確認された場合に出される証明書。
- 建築確認申請[ けんちくかくにんしんせい ]
建てようとしている建築物が法令に適合していることを、地方自治体の建築主事、又は民間の指定確認検査機関に確認してもらう為に申請すること。
建て主が申請し、確認が降りなければ建築することができない。
設計者が委任を受けて申請する場合が多い。 - 建築基準法[ けんちくきじゅんほう ]
建物の新築、改築などをする時に守らなければならない基準が定められた法律。
- 建築士[ けんちくし ]
1級、2級、木造の資格がある。
1級は設計できる建築物に制限はないが、2級、木造はそれぞれ規模、構造などに制限がある。 - 建築条件付き宅地[ けんちくじょうけんつきたくち ]
土地の売買契約の条件として、売り主指定の業者に住宅の設計、施工を発注することが定められている土地。
- 建築設備[ けんちくせつび ]
建築物に設ける電気・ガス・給排水・暖房・換気などの設備のこと。
- 建築面積[ けんちくめんせき ]
建築物の外壁や柱などの中心線で囲まれた部分の水平投影面積。
一般的に建坪と言われる。
面積計算の詳細は、法令で定められている。 - 建ぺい率[ けんぺいりつ ]
建築面積の、敷地面積に対する割合のこと。
それぞれ敷地によって限度が定められている。
こ
- 工事請負契約[ こうじうけおいけいやく ]
建主と施工業者の間で、工事の完成とその報酬を取り決めて結ぶ契約のこと。
契約の時には、工事金額や工事期間、履行遅延の取り決めなどを記入した契約書を取り交わすことが大切。
契約添付書類として、設計図書(設計図・仕様書)、見積書なども添付して取り交わすと良い。 - 工事監理[ こうじかんり ]
工事が設計図書通りに行われているかどうか、設計図書と照らし合わせながら確認する業務のこと。
- 工事管理[ こうじかんり ]
工事の施工管理のことで、施工の段取りや職人の手配など、現場管理業務のこと。
- 構造材[ こうぞうざい ]
柱や梁など、建物の骨組みになる材料のこと。
- 工程表[ こうていひょう ]
建物を造る手順と、時期を示した表。工事の進み具合の目安になる。
- 小屋裏[ こやうら ]
屋根の内側と天井との間の空間のこと。
天井の断熱をきちんと施工し、小屋裏の換気をきちんと取らないとすがもれの原因になる。 - コルクタイル[ こるくたいる ]
コルク粒をタイルのように圧縮成型した材料。
コルクの自然な素材感と適度な弾力がある。 - コレクティブハウス[ これくてぃぶはうす ]
世代の違う複数の家族が共に住む住宅で、家事や育児、介護などを共有することができる。
- 混合水栓 [ こんごうすいせん ]
水とお湯の二つが、一つの蛇口から混ざって好みの温度で出るようになった水栓。
- コンベクター[ こんべくたー ]
室内に置く放熱器のことで、対流によって熱を伝えるもの。
温水暖房、蒸気暖房。 - コートハウス[ こーとはうす ]
庭を塀や建物で囲み、コート(中庭)のように設けた住宅。
- コードペンダント[ こーどぺんだんと ]
天井からコードで吊り下げる照明器具のこと。
- コーポラティブハウス[ こーぽらてぃぶはうす ]
住宅を計画している世帯が協同組合を作り、協力して建築する集合住宅で、それぞれ違った間取りの住宅にすることが可能。
計画の段階から直接参加でき、注文住宅のようでもある。 - 合板[ ごうはん ]
木材の薄い板(ベニヤ)を張り合わた板。無垢材のようにそりがない。
普通合板、構造用合板、化粧合板などがある。