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プロが教える!家づくりと暮らしのヒントSpecialist's Hints
火災保険について
2013.06.24
近年の住宅火災保険は総合型が主流となっています。火災のみならず広い範囲の危険を総合的に担保する保険です。例えば外来物の落下・飛来・衝突、給排水設備事故、盗難・汚損etc・・・今は、総合型でも加入の仕方によって担保される内容も違ってきます。必要に応じて補償内容を選択出来るのが最近の火災保険です。家を建てる場所や環境が皆さんそれぞれ違う訳ですから、当然と言えば当然の事ですよね。
ただ単に「入っていれば安心」ではなく、「どんな保険で、どこまでの保障内容か」を考え、有事の際に備える時代です。
この国では地震保険加入率も高いといえます。一般的には火災保険の附帯保険(最長5年ごとの継続)で、主契約保険金額の30~50%の範囲での選択となりますが、建物については5,000万円。動産は1,000万円が上限です。(地震もしくは噴火またはこれらによる津波を直接または間接の原因とする火災・損壊・埋没・流失によるものに限られます)
この保険は地震等による倒壊時に実損分のてん補ではないため、その際の緊急一時金程度の位置づけになります。しかしながら本当にそのような災害がおこった場合、この一時金が生活を立て直す上で大きく明暗を分ける事でしょう。
また、住宅の構造・部材による保険料の違いもあります。
住宅種類選択の「決め手」とまではならないとは思いますが、事前に知っておく事も良いと思います。
それに保険料の支払い方法にも月払いや年払い、長期一括払いなど選択肢があります。
長期一括を選択し、申し込み時に保険期間分を一括で支払うと、割引があり実質保険料負担は安価に抑える事が出来ます。個人的意見ですが、数十年の住宅ローンの支払いに上乗せして火災保険料を支払っていくのは骨です。住宅と言う大きな買い物をする際ですから、事前に火災保険料をある程度見越して予算立てして下さい。その様な努力でトータル支出を減らす事も重要なライフプランの一部だと思います。
住宅購入にあたっては様々な労力と時間が掛かります。
よりよい住宅・環境を整える為にめげずにがんばりましょう。