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住宅ローンの金利の選び方について
2013.04.05
皆様が住宅建築の際にもつ大きな悩みの一つがこの金利についてです。
固定金利と変動金利、どっちがいいの?この難題は永遠のテーマといってもよさそうです。
一般的に固定金利は35年間金利が変わらないタイプ、二段階の金利設定タイプがあります。また、変動金利は変動金利と期間選択型変動金利の大きく分けて2タイプになります。今回はこの説明というよりは、少々視点を変えて、この問いにいつも私が皆様にお話していることをご紹介したいと思います。
- 私:「現段階で固定金利と変動金利では変動金利が低い状態です。
しかし、今どうして低い金利の変動金利を選ぶことに躊躇しますか?」 - お客様:「いろいろ聞くと、金利が上がりそうなので、金利が上がるのが嫌だ。」
- 私:「金利が上がると、何が嫌ですか?」
- お客様:「返済額が増えるのが嫌だ。」
- 私:「返済額が増えると、何が嫌ですか?」
- お客様:「えっ、・・・。」
このように、具体的に何が嫌なのかを、意地悪そうに聞いていくと、面白いことにタイプが二つに分かれていきます。一つは、支払いができなくなり、住宅を手放さなくてはならないと悩んでいる方。もう一つは、支払いはできるけど損したくないという方です。皆さんはどちらのタイプですか?住宅を手放さなくてはならないのはとても大きな問題です。一方、損したくないと悩んでいる方に対しては、残念ながら答えはありません。住宅ローンを払い終わってみないと答えは出ません。未来を見通す力が私にあればお答えしてあげたいのですが・・・。
払えるかどうか心配している方で本当にリスクがある方もいれば、実は全くリスクが無く、心配のいらない方もいます。逆に、損したくないという気持ちは分かりますが、ちょっとリスクが大きく、支払いできなくなる可能性のある方もいます。
私たちは、皆さんが如何に安全にローンを払っていけるかの目線でお答えしていきます。
では、どうしたら安全に支払っていけるかを見極めるのかというと、まずライフプランを作ることです。多少の住宅費が増えてもやっていけるかが一目瞭然で分かります。また、リスクがある時期がいつかも分かることにより、ここ2~3年だけリスクがある方や、繰上返済(ローンの元金を一部支払う方法)を計画していて、早めにローンが終わり期間をかなり短縮できる方などは、場合により変動金利をお勧めする場合もあります。自分の特徴が分かり、固定か変動か決める材料になります。
ぜひ一度お試しください。