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プロが教える!家づくりと暮らしのヒントSpecialist's Hints

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ライフプランのススメ2

2013.01.09

今回はライフプランを考えるときのポイントについてお話ししたいと思います。

人生における大きな支出として、教育費、生活費、耐久消費財、老後資金が挙げられます。

1.教育費
まずは、お子さんにどのような教育を受けさせたいのかをご夫婦でじっくり話し合いましょう。公立か私立かでも大きく費用に影響しますし、特に高校卒業後に地元に進学できる学校が有るかどうかで、仕送りの費用が発生したりもします。
また、ご主人が何歳のときに教育費の支払いが終わるのかも非常に重要になります。定年前で終わるのか、それとも定年後まで続くのか…。もし、定年までに終わらないようであれば、早いうちから計画的な準備が必要となります。

2.生活費
人生の最大の支出は生活費です。この支出をどのようにコントロールするかが非常に重要です。では単に節約をすればよいのでしょうか? それも大事なことですが、我慢するだけでは長続きしません。そこで、どんな家庭にも必ずある使途不明金を把握することをお勧めします。
使途不明金とは何に使ったのか分からないお金のことです。「3日前に財布の中に1万円入っていたはずなのに、いつの間にか無くなっている!」こんな経験はありませんか? 無意識のうちにあっという間に1万円を使ってしまっていた、という経験は誰にでもあると思います。この無意識の支出の積み重なったお金こそが使途不明金なのです。
使途不明金が把握できれば、その一部を住宅ローンや貯蓄といった目的のある支出に変えることが出来ます。

3.耐久消費財
自動車の購入は金額が大きいため、計画的に購入を検討しないと生活費に大きく影響するケースが有ります。いつ頃買い換えるのか、車検を取得してもう少し乗れないのか、購入するのであれば頭金はいつまでにどのくらい用意するのか、本当にハイブリッド車はお得なのか。自動車の維持費についても現状の把握が必要です。ご夫婦で自動車の必要性をしっかりと話し合うことが大事かもしれません。

4.老後資金
今後、国の年金制度は大きく変わるかもしれませんが、現段階で定年後にどのような収入が見込めるかを洗い出す必要があります。例えば、勤め先の退職金制度がどうなっているのか、退職後に再雇用制度はあるのか、個人年金などに加入していれば何歳から何年間いくら貰えるのか。
これらの老後の収入と支出のバランスが把握できると、住宅ローンを何歳までに完済したほうが良いのか、またはローンを何年返済にすると安全なのかという目安が出来ます。

 

以上、ライフプラン作成のポイントを簡単にまとめてみましたが、ご自身でライフプランソフトを購入して作成する方法もありますし、専門のファイナンシャルプランナーに相談する方法もあります。
いずれにせよ、ライフプランを作成して家計の現状をしっかり把握し、返済可能な住宅ローン借入額を知ることが、安心して楽しく家づくりを進めるための第一歩ではないでしょうか。

Author

ファイナンシャルプランナー 奥田和彦

2000年にファイナンシャルプランナー(AFP)の資格を取得。マイホーム取得に精通したFPとして、住宅購入を考えているお客様がより安心して計画を進めれるよう、北海道で年間100件以上の個別相談とアドバイスを行なっている。

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