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家づくり初心者講座Lecture

住宅仕様・間取り編

2012.12.12

家の工法・構造と性能


家の工法・構造

依頼会社を決める際に知っておきたいのが、家の工法(建てる方法)と構造(建物の骨組みのこと、材質で分類されます)です。 現在、日本には様々な種類の工法があり、住宅会社さんによって採用している工法が違います(複数の工法から選択できる会社もあります)。

耐震性などの一部の住宅性能は、国が定める一定基準をクリアしていることが建設の条件になるため、どの住宅会社の工法で建てても大きな差はないのが現状です。しかし、費用・間取りの自由度・工期・リフォームのしやすさ、といった点は工法によって違いが出ますので、それぞれの特徴をよく理解し、自分たちに合ったものを選ぶようにしましょう。
また、土地の状況によっては採用できない工法もあるので、住宅会社さんに早めに確認してもらいましょう。

木造軸組工法(在来工法)
日本の伝統的な工法で、現在でも最も主流な工法です。
柱と梁で家の骨組みをつくり、 柱と柱の間に斜めに筋交い(補強材)を入れることで、強度を出しています。そのため、筋交いの量や配置といったバランスが、耐震上の大きな決め手となります。開口部を大きくとることができ、設計の自由度も高く、増改築しやすい工法です。
もともとは職人の高い技術が必要な工法でしたが、近年では木材の切り出しや接合時の補強金物などの技術が進んでおり、職人の技術による品質のばらつきは少なくなっています。
ツーバイフォー工法(2×4工法)(木造枠組壁工法)
欧米で最も主流な工法で、2インチ×4インチの角材が主に使われることからそう呼ばれています(使う角材の違いにより、ツーバイシックス[2×6]などの呼び名の場合もあります)。面で構成された壁や床が圧力を分散するため、耐震性に優れています。
また、気密・断熱性、耐火性にも優れています。しかし、壁で建物を支える必要があるため、設計の自由度が制限される場合や、増改築が難しいといった面もあるので、注意が必要です。
施工は比較的簡単で、職人の技量による差が出にくく、工期も短いと言われていますが、下から順に建物を組み立てる必要があるため、屋根ができるまでの雨対策が必要となります。
丸太組み工法
主にログハウスを建てる際に使われる工法です。
丸太材などの木材にノッチと呼ばれる溝を入れ、直角に交互に噛み合わせて横積みにしていくことで、壁を作ります。住宅の他、レストランなどの店舗、場所は山間部やリゾート地などに多くみられる工法です。木のぬくもりを感じることができ、耐震性にも優れていますが、木材の割れ、反りなどの自然現象が生じることが難点です。どの工法にも言えることですが、長く住むには定期的なメンテナンスが必要です。
鉄筋コンクリート造(RC造)
鉄筋とコンクリートそれぞれの強さを生かした構造です。
重量があるため、しっかりとした基礎工事が必要です。柱や梁などを鉄筋で組んだ後に、コンクリートを流し込むため、曲面などのユニークな形状にも対応できます。しかし、コンクリートの流し込みの良し悪しが家の性能に大きく影響するため、施工管理が非常に重要となります。また、コンクリートは固まるまで時間がかかるため、木造より工期が長くなります。
耐震性・耐久性・耐火性に優れていますが、坪当たりのコストは高めです。
軽量鉄骨造(プレハブ工法)
住宅や低層事務所などに用いられる構造です。
一般鋼材や軽量形鋼で柱、梁の骨組みを行い、壁面と床面に斜めに補強材を入れ、床や壁には軽量耐火材料を用いており耐震性と耐火性に優れています。工業製品のように大量生産を目的とした工法で、品質が安定していて大量供給が可能ですが、設計の自由度が低い場合もあります。
重量鉄骨造(S造)
中高層ビルなどにも用いられる構造です。非常に頑強で、耐久性、耐震性に優れています。
柱と柱の間隔を広くとることができ、開放的な大空間をつくることが可能です。鋼材の加工は工場で行います。組み立て時は大型のクレーンを使用するため、前面道路が狭い土地の場合には不向きです。
鉄骨は火災時の温度上昇により著しく強度が落ちるため、防火制限のある地域では耐火処理を施します。また、鉄は錆にも弱いため、適切な防錆処理も必要です。

長い間住み続けられる家を建てることが推奨されています

日本の住宅は築35年程度で建て替えられることが多く、欧米よりも寿命が短い傾向がありました。しかし、近年では環境問題への関心の高まりを受け、今までのような短寿命の家を建てるのではなく、最初に高性能で維持管理のしやすい住宅を建て、修理をしながら長く住み続けようという傾向に住宅業界もシフトしてきています。
国も長く住み続けられる家を支援しており、国の定めた優良住宅の基準をクリアした住宅は「長期優良住宅」と認定され、様々な税制優遇を受けられます(2012年12月現在)。
また、一定の基準をクリアすると金利優遇の受けられる「フラット35S」という、住宅ローンもあります(2012年12月現在)。

【フラット35】Sのご案内:【フラット35】

高性能な住宅は地盤工事や構造に掛かるコストが大きくなりますが、省エネルギー性に優れていれば光熱費が抑えられますし、耐久性に優れていれば子供に家を引き継ぐことができるかもしれません。長期的な視点で費用のバランスを考えることが重要です。

省エネルギー性
家の中でのエネルギー消費には、家の気密性や断熱性が深く関連しています。
気密性とは、家の中の空気を密閉する性能です。外の空気を入り込みにくくすることで、室内の気温を一定に保つことができます。
断熱性とは、一方の熱を他方に伝わりにくくする性能です。断熱材を壁・床・屋根に入れ、外の寒さや暑さが室内に伝わらないようにし、冷暖房で調節した室内の温度が外に伝わらないようにします。
高気密・高断熱の家は、冷暖房費用を節約でき、室内の温度が一定なため暮らしも快適です。もちろん、二酸化炭素の削減にも繋がり、環境に優しい住まいであるといえます。しかし、よどんだ室内の空気を排出し、結露を防ぐためには適切な換気が必要となります。換気の方法や換気の設置場所を、慎重にプランニングしてもらいましょう。
耐震性
地震大国日本において、地震に強い住宅であるかどうかは非常に重要なポイントです。地震に強い家を建てるために、まずは地盤調査をきちんと行い、問題があった場合には必ず地盤改良工事を行うことが重要です。
家の構造の強さは、柱を多くしたり、壁を厚くすればいいというものではありません。近年の家の地震対策には、大きく分けて3種類あります。
1.耐震住宅
地震の揺れの力を効率よく分散するために、バランスよく耐力壁(建物を支え、地震の力に抵抗するための壁)を配置し、柱や梁、筋交いに補強金物を使い、しっかりと固定した住宅です。現在最も多く採用されている方法です。
2.制震住宅
家の躯体に地震の揺れを吸収する特別な装置を組み込み、地震の揺れそのものを軽減した住宅です。比較的プランへの影響が少なく、次の免震住宅ほどコストは掛かりません。
3.免震住宅
建物と基礎の間に地震の揺れを建物に伝わりにくくする装置を設置した住宅です。中高層の建物には広く用いられている技術で最も効果がありますが、コストが高く、メンテナンスが必要です。
日本住宅性能表示とは?

日本住宅性能表示とは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づいた基準で、耐震性などの住宅性能を第三者機関が適正に評価する制度です。評価手数料が掛かりますが、見た目ではわかりにくい住宅の性能がはっきりと等級でわかります。また、性能評価を受けることで、住宅ローンによっては金利優遇を受けられたり、住宅の資産価値が上がったり、リフォームの際に役立ったり、といったメリットがある場合もあります。

住宅:住宅の品質確保の促進等に関する法律 - 国土交通省

 

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