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家づくり初心者講座Lecture
お金編
2012.11.01
家づくりの費用と資金計画
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マイホームの夢は膨らむけど、だんだんお金のことが心配になってきたなぁ。
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(住宅情報誌を熟読中のママ)
この「坪単価○○万円」や「本体価格○○万円」というのが、家づくりの値段なのかしら?
家づくりに必要なお金とは?
例えば、本体価格2,000万円の注文住宅があったとして、2,000万円用意できればその家が建てられるのでしょうか?残念ながらそうではありません。家を建てる土地の代金は家の価格には含まれていません。また、家の価格には家の外側の電気や水道の工事費が含まれていない場合もあります。いろいろな申請や手続きなどにも意外とお金が掛かりますし、工事中の仮住まい費用や引っ越し費用なども考えておく必要があります。
そういった様々な費用が、どの住宅パートナーに依頼するかや建築条件などによって変動します。
- ※一般に、本体価格や坪単価(延べ床面積1坪当たりの費用)には「本体工事費」は含まれていますが、「付帯工事費」は含まれていない場合も多いので、本体価格や坪単価の内訳をきちんと確認することが重要です。
- ※ハウスメーカーさんや工務店さんなどでは、「設計料」は「本体工事費」に含まれていることもあります。
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家自体を作る費用にも別料金の工事があったり、手続きの費用もいろいろと掛かるみたいね。
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うん。予算内に収めるためにも、費用のバランスを考えてくれて、明朗な見積もりを出してくれる住宅会社さんに依頼したいね。
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坪単価も会社によって含まれている料金が違うのね、きちんと何が含まれているのかをチェックしてから比較しないとだめね。
家づくりの資金はどうやって用意するの?
家は高い買い物ですので、住宅ローンを組むのが一般的です。住宅ローンに自己資金(預貯金や親族からの資金援助など)を合わせた金額が家づくりの総予算となります。
一般的に自己資金は総費用の2~3割を用意し、借入額を少なくするのが望ましいとされています。また、上記で紹介した諸費用は現金での支払いが必要な部分です。自己資金はまずは諸費用にあて、残りがローンの頭金ということになります。
ローンの頭金は2割必要?
頭金を用意した方が、ローン審査に通りやすい、金利が優遇されるなどのメリットがある場合もあり、無理のない返済計画のためにも頭金は多いほど良いです。しかし、現在の住まいの家賃を払いながら頭金を貯めていくことを考えると、頭金なしで家を建てた方がお得な場合もあります。
住宅ローンの金利の動向、減税等の優遇制度、消費税の増税なども考慮して、家を建てるタイミングを決めましょう。
人気の住宅ローン「フラット35」
フラット35は、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している長期固定金利住宅ローンです。金利が固定されているので、返済終了まで安定した返済計画が立てられ、金利の変動による急激な返済額増加のリスクもありません。また、通常住宅ローンの借入に必要な保証料が掛からず、保証人も必要ありません。さらに、返済中の繰上返済や返済方法の変更を行う際の手数料も無料です。
(省エネルギー性や耐震性などに優れた住宅を対象に、金利が一定期間引き下がる「フラット35S」もあります)
我が家の予算はいくら?
住宅ローンを限度額(年間返済額が年収の30~40%)ぎりぎりまで借りてしまうと、金利の上昇や病気などの不測の事態に返済が難しくなってしまいます。そのため、住宅ローンの年間返済比率は年収の25%が目安とされています。
また、月々の返済可能額から借入額を割り出すこともできます。たとえば、現在の家賃6万円+住宅用積立金2万円=月々の返済可能額8万円の場合、金利2.5%、返済期間30年だと、2,530万円が借入可能額(概算)となります。
家を建てた後のメンテナンス費用の積立や、固定資産税等の税金、教育費、人生の節目で掛かるお金(旅行、子供の結婚、車の購入等)なども考慮して、無理のない返済プランになるようにしましょう。
住宅ローンは誰に相談すればいい?
複雑で種類も多い住宅ローンは、プロのアドバイスも受けて慎重に選びましょう。
- ファイナンシャルプランナー(FP)
- 家計や資産運用に関する専門家です。銀行や保険会社などに所属しているFPと、ライフプランニングや資金計画についてのアドバイスを専門に行う独立系FPがいます。独立系FPは営業が目的ではないため中立的な立場でアドバイスしてもらえますが、相談料がかかります。
- 銀行などの金融機関
- 住宅ローンの提供元ですので、自行のローンに関しては一番詳しく説明してくれるはずです。複数の銀行に話を聞いてみましょう。
- 依頼先の住宅会社
- 住宅ローンアドバイザーなどの資格を持った営業マンが相談に乗ってくれる場合もありますが、紹介してくれるローンの種類が少ないことも。
ハウスメーカーさんなどでは提携ローンで金利優遇が受けられる場合もあります。
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金利1%の差で返済額が何百万も変わってくるんだなぁ。やっぱり家って大きな買い物なんだな。
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ベイビーの学費も掛かってくるし、ライフプランもしっかり考えないとね。
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会社にいつも来ているFPの保険屋さんがいるんだ。「家を買うなら相談に乗りますよ。」って言ってくれていたから、今度相談してみようか?
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そうね!
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- ※価格には、建物本体価格+付帯工事費用(暖房工事・換気工事・電気工事[照明込]・給排水工事[宅内])を含みます。
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