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家づくり初心者講座Lecture
基礎知識編
2012.10.12
家づくりの目的を考えよう
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学生時代の部活仲間だったTくん、家を建てたんだ。3階建ての広い家らしいよ。
すごいよなー。 -
まあいいわね!
うちも子供が走るようになってきたから下の階に足音が響かないか心配だし…、外へのお出かけも車通りが気になるし…、今後の住まいについて考えないとね。 -
そうだね。僕もそう思って、ちょっと調べてみたんだ。
賃貸以外だと、「新築を建てる」「建て売りを購入する」「中古を購入する」「マンションを購入する」とか色々あるみたいだよ。中古を購入してリフォームをするのも流行っているみたいだし。 -
この前テレビで最新のマイホーム特集をやっていて、どの家も建て主さんのこだわりがあってとても素敵だったわ。
パパも係長に昇進したし、せっかくなら新築で考えてみない? -
確かに、家族の個性に合わせて住まいを設計できるのは家づくりの魅力だよね。
僕も一戸建てのマイホームには憧れていたし、まずは準備を進めてみようか。
暮らしのビジョンを明確に
家を建てようと思ったきっかけには、「今の住居では手狭になってきたから」「家賃がもったいない」「老後のため」といった事情が多いのではないでしょうか?
しかし、家を建てるためにはそういった実質的な理由の他にもビジョンが必要です。ビジョンとは直訳すると「将来の構想・展望」ですが、家づくりにおいては「どんな暮らしがしたいのか?」と言った意味と考えてください。ビジョンは、予算や土地などの制約のなか、様々な選択をしていく上で大変重要です。まずは、長期的な観点でどんなライフスタイルを送りたいかを家族で話し合ってみましょう。
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どんな暮らしがしたいかと聞かれて、ぱっと思い浮かんだのは、日当たりのいいリビングで家族でお昼寝しているところかしら。
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うん、家族が自然とリビングに集まってしまうような安らげる空間にしたいね。
明確なビジョンを持った上で今一度、マンションや中古住宅、リフォームなどの他の選択肢の中で、新築住宅を建てることが本当に適切かを考えてみましょう。新築住宅が家族のビジョンの実現に最適ということであれば、いよいよ家づくりのスタートです!ブレない家づくりのために、家族で決めたビジョンを常に忘れないようにしましょう。要望に優先順位を付ける際や、依頼会社を決める際にも役立ちます。
情報収集して、イメージを膨らませよう
家づくりでは、依頼会社が決まれば、お金や家の構造のことなど様々なことをプロに相談できますので初めから難しい知識を付ける必要はありません。まずは、様々な家の写真を見たり、実際に家を建てた人の話を聞いたりして、建てたい家をイメージしていきましょう。近くで開催されているモデルハウスやオープンハウスに行って、まずは家を見てみるのもいいかもしれません。
多くの情報に触れていくうちに、イメージが段々と鮮明になってくるはずです。ですが、インターネットの口コミ情報など、匿名で発信されている情報を頼りにし過ぎると逆に混乱することもありますので、あくまで参考程度に留めておきましょう。
家づくりの主な情報収集源
- インターネット
- 住宅関連書籍・雑誌
- 家を建てた知人に話を聞いてみる
- 住宅パートナーのパンフレット・カタログ
- モデルハウスやオープンハウスなどで実際に家を見て、話を聞く
イエルカムでは、住宅イベントの開催情報や施工事例を多数掲載していますので、ぜひご参考にしてください。
要望をリストアップして整理する
イメージが固まってきたら、まずは要望を思いつくままに箇条書きにしていきます。間取りや住宅設備、広さ、生活イメージなど、家本体のことから、住みたいエリアや近隣の環境についても考えておきましょう。家族間で意見が食い違っているような場合は、よく話し合っておきましょう。
気に入った写真や間取りなどはスクラップしておき、どのような点に惹かれたのかを書いておけば、後々依頼会社のプランナーさんと相談する際にもわかりやすい資料になります。
次に、リストアップした要望に「必ず」「優先」「できれば」など、優先順位を付けていきます。作業中に依頼会社に相談すべきことが見えてくると思いますので、同時に書き出しておくといいでしょう。